2023 日々のこと年表 

2023 日々のこと年表

10月25日

国立大学法改悪案

岸田文雄政権が、国立大学への政治介入を強める法案提出を今国会で狙っている。一定規模以上の大学に新たな合議体の設置を義務付け、同会議の委員選定を政府の承認事項にする構想。同会議は事実上の最高意思決定機関として学内の予算配分や学長選考に強大な権限を持つことになる。(しんぶん赤旗)

石垣島 オスプレイ2回目

陸上自衛隊と米海兵隊による最大規模の共同訓練「レゾリュート・ドラゴン23」の一環で、陸自の垂直離着陸機V22オスプレイ1機が24日午前、沖縄県石垣市の新石垣空港に着陸した。19日に続き2回目。

ガザの死者5000人を越す

パレスチナ自治区ガザ地区の保健省は23日、イスラエルの2週間に及ぶ空爆による同地区の死者が5000人を超えたと発表した。少なくとも子ども2055人を含む5087人で、過去24時間に436人が亡くなったという。イスラエル軍は同日、過去24時間にガザ地区の320箇所を標的に爆撃したと発表。

衆参ダブル補選 岸田政権に国民の審判

岸田文雄政権2年の”実績”が問われた22日の衆参ダブル補欠選挙。山陰徳島・高知選挙区補選では幅広い市民とすべての野党が支援した全衆院議員の広田一氏=無所属=が圧勝。与野党伯仲となった衆院長崎4区補選では自民党候補が勝利したものの、首相周辺からは「本当は2敗しても不思議ではなかった」との声が漏れたという。

県議会与党が知事激励

沖縄県議会与党の全議員は24日、玉城デニー知事と県庁内で面談し、名護市辺野古の米軍新基地建設をめぐって国が提起した「代執行」訴訟への応訴を決意して30日の第一回口頭弁論で意見陳述に臨む知事を激励した。

10月26日

ガザ攻撃 人道法違反 安保理 国連総長が非難

グテレス国連事務総長は24日、パレスチナのイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘をめぐり「ガザ地区で起きている国際人道法の明白な違反を強く懸念する」と述べた。ハマスによるテロ攻撃や人質拘束とともに、多数の民間人を犠牲にしているイスラエルの報復攻撃を厳しく非難し、即時の人道的停戦を求めた。グテレス氏は、国際法が求める「民間人の保護」とは「100万人以上の人々に対して避難所も食糧も水も医薬品も燃料もないガザ南部に対比するよう命令し、その南部に爆撃を続けるということを意味しない」と指摘。

性別変更 手術要件は違憲 生殖能力規定 最高裁全判事が一致

自認する性別に合わせて戸籍上の性別を変更するさい、生殖能力をなくす手術を要件とする性同一性障害特例法(特例法)の規定は意見かどうかが争われた家事審判の特別抗告審で、最高裁大法廷(裁判長・戸倉三郎長官)は25日、規定を個人の尊重を定めた憲法13条に違反し、無効とする決定を出した。裁判官15人全員一致の意見。特例法は、性別変更のために「生殖腺がないこと、または生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること」(3条1項号)と定め、原則として生殖腺除去手術(精巣または卵巣の摘出術)を要件としている。決定は、同規定が憲法13条の保証する「自己の意思に反して身体への侵襲を受けない自由」を制約するものと判断。性同一性障害者に対し、手術か性別変更の断念かの過酷な二者択一を迫るものになっており、手術を要件としない国が増えていることを考慮すると、「制約の程度は重大」であり、同規定を「意見・無効」と判断。